埼玉県の自動車教習所ファインモータースクールは、さいたま市とホンダが10月1日から行う『MC-β』によるワンウェイ型カーシェアリング社会実験について、カーステーション設置場所の提供や乗り方講習会の実施で協力すると発表した。
さいたま市とホンダで構成する「さいたま市小型電動モビリティ利活用推進協議会」は、大宮駅周辺に34か所のカーステーションを設置。合計9台のMC-βを使って、さいたま市民・市内企業従事者や同市来訪者の登録会員を対象に、ワンウェイ型カーシェアリング「超小型EVにサクサク乗ってみませんか?」を実施する。
ファインモータースクールは、今回の社会実験に協力し、大宮校に2台分の駐車スペースを提供するほか、利用者に義務付けられる乗り方講習会を拠点ステーション以外では唯一の会場として実施する。
講習時間は仕事終わりに利用しやすいよう、拠点ステーションでは実施されていない18時から18時50分に設定。講習は同スクールのインストラクターが担当し、日頃の教習経験を活かした質の高い講習を提供する。
ファインモータースクールでは、カーステーション設置と講習会実施により、教習生や周辺住民にも同実験に関心を持ってもらうと同時に、新しいクルマ社会について考えるきっかけになることを目指す。