経済産業省は、三菱重工業とIHIから提出された産業競争力強化法に基づく「特定事業再編計画」を認定した。
計画は、世界的に航空機エンジン市場の拡大が見込まれる中、エンジン部品の生産連携体制を構築するとともに、経営資源の結集を通じて国際競争力を高めることで、同分野の事業拡大を目指すもの。
今回の認定により、三菱重工の民間航空エンジン事業を分社化、IHIも出資して10月1日付けで「三菱重工航空エンジン」を発足するのに伴う登録免許税の軽減措置、事業再編促進税制を受けることが可能となる。
特定事業再編計画は今年10月から2024年9月までの10年間。
計画では有形固定資産回転率を2016年度までに23%向上させるほか、製品1単位あたりの製造原価を2016年度までに21%削減する。これらの取り組みにより海外での需要を開拓する。