オーストラリアの西部で開催中の「オーストラレーシアン・サファリ2014」は、9月23日の時点で前半に相当するレグ3までが終了。三菱『アウトランダーPHEV』で出場している地元のスティーブ・グレニーは、前日の総合16位から13位に浮上した。
22日に行われたレグ2は、マーチソンからガスコインジャンクションまで一気に北上。総走行距離503kmのうち、427kmをSSとして走行した。アウトランダーPHEVのグレニーは、途中で何度かマシンの下まわりを強打しながらもSS17番手総合16位でレグ2をクリア。
グレニーは「どうすれば走りながら効率的に充電できるのかわかってきたよ。最もモーターの力が欲しいのは砂地で大きなトルクが必要な時だから、フラットな路面では回生をうまく使い電気を蓄えるよう心掛けて走っている」と、クレバーな戦いを実践している。
23日のレグ3は、ガスコインジャンクションを起点に、東側のアウグストゥス山まで行って帰ってくるルート設定。SSは途中にリエゾン区間をはさむ401kmで、グレニーは計3回パンクし、SSは18番手タイムに留まった。
しかし、ライバルが脱落していったこともあって総合順位は13位にアップ。市販車に近い仕様のアウトランダーPHEVにとってはかなり厳しいコースだったが、パンク以外に特に大きなトラブルはなし。「想像よりもはるかに丈夫なマシンだね」と、グレニーは驚いていた。