【オーストラレーシアン・サファリ14】三菱 アウトランダーPHEV、市販車に近いスペックで参戦

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オーストラリアン・サファリ14 セレモニアルスタート
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西オーストラリアを舞台とする耐久ラリー「オーストラレーシアン・サファリ2014」が9月19日、西オーストラリア州のパースでスタートした。今年で開催27回目を迎えるこのラリーで注目すべきは、唯一のエレクトリックカーである三菱『アウトランダーPHEV』だ。

プラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVは、今年8月にタイ~カンボジアで開催されたアジアクロスカントリーで2年連続クラス優勝を果たしたばかり。しかし、今回のオーストラレーシアン・サファリはアジアクロスカントリー仕様よりもさらに市販車に近い内容のマシンでの出場となる。主な改造内容は競技に不要なパーツを取り外し、ロールケージやバケットシートなど安全装備を追加。そして足まわりをラリー用に交換した程度で、エンジンなど性能向上に関する改造はまったく施されていない。あくまでも市販車のパフォーマンスと耐久性を試すことが参戦の目的だといえる。

チーム運営とマシンの制作はTMR(チーム・ミツビシ・ラリーアート)オーストラリアが担当し、それを三菱自動車の日本人エンジニア3名がサポートする。ドライバーは地元オーストラリアのスティーブ・グレニー、そして同じくオーストラリア人のベルナルド・ウェッブがコ・ドライバーを務める。16日のシェイクダウンでマシンの最終確認を行ったグレニーは「マシンのフィーリングはとてもいいね。でも、市販車に限りなく近い仕様のマシンだから、無理をせずフィニッシュまで大事にドライブするつもりだよ」と、笑顔でラリーへの抱負を語った。

車検を無事クリアしたアウトランダーPHEVは、その後パース北部ワネルー・ショーグラウンドで行われたサファリショーとセレモニアルスタートに参加。日没後、大勢の観客に見守られてラリーのスタートをきった。

オーストラレーシアン・サファリは20日から27日にかけての8日間でオーストラリア西側エリアのラフロードを走行。総走行距離は約3529km、そのうち約2312kmがSSとして予定されている。

《古賀敬介》

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