【アウトメカニカ・フランクフルト14】“えぬ・ペ・えす”って一体何のブース?

自動車 ビジネス 海外マーケット
えぬ・ペ・えすブース(アウトメカニカ・フランクフルト14)
  • えぬ・ペ・えすブース(アウトメカニカ・フランクフルト14)
  • えぬ・ペ・えすブース(アウトメカニカ・フランクフルト14)
  • えぬ・ペ・えすブース(アウトメカニカ・フランクフルト14)

平仮名で大きく「えぬ・ぺ・えす」と書かれたブースを発見した…。

現地時間9月16日に開幕したアウトメカニカ・フランクフルト14。世界最大級の国際自動車産業見本市では、25の日系企業が出展しているが、海外での見本市ということもあり、日系企業のブースですら日本語を見かけることはほとんどない。

それを発見したのは、「パーツ & コンポーネンツ」という、OEM系部品関連企業が集まるブースの中だった。木目調の壁と、障子をモチーフにしたと思われる格子模様の壁を組み合わせた和風(?)のブースに、平仮名で大きく「えぬ・ぺ・えす」と書かれているのが目に留まる。よく見ると、展示されている商品の箱にも片仮名で「エヌ・ペ・エス」と書かれている。

この出展企業、正式名称は“NIPPON PIECES SERVICES”。社名に“NIPPON”とあるが、フランスの企業である。頭文字のNPSをフランス風日本語(?)で読んだ結果が「えぬ・ぺ・えす」なのだ。

「えぬ・ぺ・えす」の正体は、日本および韓国の部品をフランス国内および欧州諸国、アフリカ、オーストラリア、中南米などに輸出している専門商社。アイシン、デンソー、エクセディ、小糸製作所といった日系アフターパーツメーカーの商品を主に扱っている。

日系アフターパーツ専門商社は、日本国内では表に出てくることはほとんどないが、「えぬ・ぺ・えす」は訪れた日本人来場者に大きな印象を与えたようだ。

《瓜生洋明》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集