マツダは9月11日、7年ぶりに全面改良した新型『デミオ』の予約販売を開始した。独自の低燃費技術SKYACTIVおよび、『CX-5』から始まった魂動デザインを全面的に採用しているのが特徴。
チーフデザイナーを務めるデザイン本部の柳澤亮氏は「魂動デザインをコンパクトカークラスに合わせようとして単純に縮めてしまうと『チョロQ』みたいにバランスが悪くなる。やはり短いなりに違ったテーマでやろうということでチャレンジした」と語る。
具体的には「リアのキャラクターラインをアクセラよりもぐっと持ち上げることで、リアにエネルギーがたまっているように造り、逆に前半分は全体的に少し車が大きく、のびやかに見えるようにしている。前からのキャラクターラインが長くきているのに対し、リアのキャラクターラインが上からのっかっているようなイメージを造った」という。
その上で「そうしたところが今までの魂動デザインとは違った工夫になっている。魂動デザインもまた進化して、車ごとに変えてきている。ただ大きくは遠くからぱっと見た時には、マツダの魂動デザインだとわかるようにしている」とも話した。