マツダは9月11日、7年ぶりに全面改良した新型『デミオ』の予約販売を開始した。独自の低燃費技術SKYACTIVを全面搭載するとともに、1.5リットルディーゼルエンジンを新たに設定したのが特徴。
開発担当主査を務める土井歩氏は、新型デミオの国内でのディーゼルエンジン比率について「半々とみている」とした上で、「コンパクトカーの領域なので、ディーゼルがどれくらい、ハイブリッドとどう伍していけるか読みにくいところがあるが、希望的なところも入れて50%くらいまでいければいい」との見通しを示した。
『CX-5』の国内でのディーゼル比率76%や、『アテンザ』の70%と比べると、やや下がるもが、国内営業本部ブランド推進部の空閑俊夫主幹は「やはり街乗り中心という方もいらっしゃるし、過去に買われた価格帯もあるので、CX-5やアテンザのように7割というのは難しい。それでも、他社のハイブリッドとガソリンエンジン車の比率をみても、50対50くらいになっているので、半々ぐらいは売っていきたい」と説明した。
また新型デミオの顧客層について空閑主幹は「デミオからの代替えが一番多いが、増えてきているのは上級車種からのダウンサイジング。今回ディーゼル車は、そういうユーザーからの乗り換えのチャンスがあるとみている」と語った。