JR四国、予土線で「3兄弟」合体の100周年記念列車運転…10月18日

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『なかよし3兄弟、はじめての遠足号』ツアーは3コースを用意。宇和島運転区を見学できるコースもある。
  • 『なかよし3兄弟、はじめての遠足号』ツアーは3コースを用意。宇和島運転区を見学できるコースもある。
  • 「海洋堂ホビートレイン」とともに『しまんトロッコ号』に連結される「鉄道ホビートレイン」。0系新幹線車両を模した外観が特徴だ。

JR四国は10月18日、予土線宇和島(愛媛県宇和島市)~近永(鬼北町)間の開業100周年にあわせ、同線の宇和島~江川崎間で『なかよし3兄弟、はじめての遠足号』と題した記念列車を運転する。「予土線3兄弟」のグループ愛称を持つ同線の観光車両を全て連結する。

『はじめての遠足号』は、宇和島10時29分発のトロッコ列車『しまんトロッコ2号』に、海洋堂のフィギュアを車内に展示した「海洋堂ホビートレイン」と、0系新幹線をモチーフにした外観が特徴の「鉄道ホビートレイン」を江川崎駅まで連結して運転。江川崎駅に到着後、「海洋堂ホビートレイン」と「鉄道ホビートレイン」は『しまんトロッコ2号』から切り離され、宇和島駅に戻る。

当日の『しまんトロッコ2号』は一般列車として通常通り指定席を発売するが、「海洋堂ホビートレイン」と「鉄道ホビートレイン」は乗車区間を三つに分け、団体貸切ツアーとして販売する。ツアーはA・B・Cの3コースがあり、各30~60人を募集する。

AコースとBコースは、宇和島駅と江川崎駅でホビートレインの連結・解放作業を見学し、Aコースは近永~宇和島間、Bコースは江川崎~近永間で「ホビートレイン」に乗車。Bコースの復路は八幡浜駅から『伊予灘ものがたり道後編』に乗り換えて松山駅に戻る。Cコースは宇和島駅から江川崎駅まで、「3兄弟」を連結した記念列車に乗車。江川崎駅に到着後、バスで三島の沈下橋へ移動し、『しまんとトロッコ号』が鉄橋を通過するシーンを見物する。このほか、A・Cコースは宇和島運転区の転車台見学が含まれている。

旅行代金は松山発着の場合、Aコースが大人6800円・子供5200円、Bコースが大人9800円・子供8200円、Cコースが大人7800円・子供5800円になる。申込みは愛媛県内のJR四国ワープ支店と駅ワーププラザで受け付ける。

現在の予土線は1914年10月18日、宇和島鉄道により宇和島~近永間が開業。当初は762mm軌間だったが、国有化後の1941年、軌間が1067mmに改軌された。国有化後は宇和島線と呼ばれていたが、若井駅まで全通した1974年に予土線に改称されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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