佐渡汽船、大型カーフェリー「ときわ丸」の効果が想定以下で業績見通しを下方修正

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佐渡汽船は、新規就航した「ときわ丸」の効果が想定を下回る見込みとなったことから、2014年12月期通期連結決算業績見通しの下方修正を発表した。

売上高は前回予想より4億5100万円マイナスの121億7100万円となる見通し。

4月に就航した新造した大型カーフェリー「ときわ丸」によって佐渡への観光客増加を見込んでいたが、消費増税による消費マインドの落ち込みや、ガソリン価格の高騰、天候不順や台風による欠航などもあってマイカー航送輸送量が減少している。

また、「ときわ丸」の就航で、高速船「ジェットフォイル」からシフトし、増送のための割引施策を行う中で、輸送量が減少、収入単価も減少している。

売上高が想定を下回っているため、損益も営業損益を3億9500万円の黒字から1200万円の赤字に下方修正した。経常利益も2億7400万円の黒字から9900万円の赤字、当期損益は2億1500万円の黒字から1億6100万円の赤字を予想する。

《レスポンス編集部》

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