9月1日、NICT 情報通信研究機構は、27言語(方言を含めて30言語)対応の多言語音声翻訳アプリVoiceTra4U Android版を公開した。同アプリは日本全国の無料Wi-Fアクセスポイントに接続できるツールと連携している。
VoiceTra4Uは、日英中韓など27言語(方言を含めて30言語)に対応する音声翻訳アプリ。すでにiPhone版が公開されているが、利用できるスマートフォンの種類を増やすためAndroid版に対応した。Google Playで無償公開が開始されている。同時に、NTTブロードバンドプラットフォームが運用する、日本全国8万2000アクセスポイントの無料Wi-Fiに接続できる「Japan Connected-free Wi-Fi」と連携。同アプリから利用できる標準の翻訳アプリとして搭載されている。
NICTによる多言語翻訳技術は総務省の「グローバルコミュニケーション計画」の一環として実施され、2020年開催の東京オリンピックをめどに多言語音声翻訳を社会で利用できるよう目指すという。NICTの多言語技術は、国土交通省が目指す東京オリンピックでのモバイル機器を利用した歩行者ナビゲーションとも連携していく予定だ。