スバル『WRX S4/STI』のエクステリアは、『インプレッサ』とは一線を画したデザインだが、インテリアに関しては、比較的近いという。
そう話すのは、スバル商品企画本部デザイン部の中村真一氏。その中で、WRX独自の特徴としては「ステアリングやシート、シフト、メーターなど体に触れ、操作に関するところでスポーティさを表現している」という。
続けて「作りのいい空間の中で、ユーザーにスポーティさを分かりやすく感じてもらいながら、普段使いもしやすい内装になっている」とコメント。
「特にステアリングはDシェイプにこだわった。レーシングカーはスペースがないためステアリングの下の部分を水平にすることで、足のスペースを確保している。その記号性を表現している」(中村氏)。
さらに中村氏は「インパネ周りにカーボンを入れたり、シートも独自の形状を採用しており、見てすぐにスポーティさがわかるような個所に特に力を入れている」と続けた。