スバルは25日、東京都渋谷区の本社で新型『WRX S4』および新型『WRX STI』の発表会を開いた。従来の『インプレッサ』の派生車から独立したモデルに変更、新たにスポーツセダンとしてS4を設定した。
会見したグローバルマーケティング本部担当の日月丈志専務執行役員は、「これまではインプレッサの改造車との位置づけだったが、1つの車種として開発し、WRX史上で最強のクルマに仕上げた」と、強調した。
新設定のS4については「利便性の追求によって味のないクルマが多くなっているなかで、高い満足感をご提供できるよう、しっかり味付けした」とアピール。WRXは「とんがったクルマ」だが、S4は「そのとんがったところをそのままに、より多くのお客様に対応できるスソ野の広いクルマにした」と述べた。
国内の月間販売計画はS4が400台、STIが250台と、レース向けを含むスポーツカーとしては強気の設定となっている。