米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは8月15日、EVの『モデルS』の米国における保証を、延長すると発表した。
この新保証システムは、「インフィニット・マイル・ワランティ」と命名。最も人気の高いバッテリー容量85kWh仕様のEVパワートレイン(バッテリーパックとドライブユニット)に関する保証を、8年間・走行距離無制限に拡大する。
従来、モデルSの米国での新車保証は、購入した時点から4年間、走行距離は5万マイル(約8万km)までだった。これからモデルSを購入しようという顧客にとっては、安心感が向上することになる。
また、この保証の拡大は、既存のモデルSの顧客にも適用。テスラモーターズは、保証拡大の理由として、EVは内燃機関搭載車に対して、駆動系がシンプルであり、モーターはガソリンエンジンよりも耐久性が高い点などを挙げる。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、「保証の拡大は短期的には収益に影響するだろうが、長期的に見ると、プラスに作用すると信じる」とコメントしている。