上野東京ラインの試運転始まる…2014年度末から運転開始

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このほど試運転が始まった東北縦貫線(写真中央)。宇都宮・高崎・常磐各線と東海道線を直通する「上野東京ライン」の列車が走る。2014年度末の運転開始が予定されている。
  • このほど試運転が始まった東北縦貫線(写真中央)。宇都宮・高崎・常磐各線と東海道線を直通する「上野東京ライン」の列車が走る。2014年度末の運転開始が予定されている。
  • 御徒町駅付近を通過する東北縦貫線の試運転列車(E233系)。このあたりは既設の引上線を改良する形で整備されている。
  • 御徒町駅付近を通過する東北縦貫線の試運転列車(185系)。
  • 秋葉原駅付近を通過する東北縦貫線の試運転列車(E233系)。ここから東京駅の手前までは東北新幹線の高架橋の上方に高架橋を整備した。
  • 秋葉原駅付近を通過する東北縦貫線の試運転列車(185系)。右側のホームは京浜東北線南行。
  • 秋葉原駅総武線ホームの南側から眺めた東北縦貫線の試運転列車(185系)。
  • 秋葉原駅総武線ホームの南側から眺めた東北縦貫線の試運転列車(E233系)。
  • 秋葉原駅近くのビルから東北縦貫線(東京方)を望む。東北新幹線(左)の線路の上方に進入するのが分かる。

JR東日本はこのほど、東京~上野間に建設した新しい線路「東北縦貫線」の試運転を開始した。7月29日未明に営業用車両を用いた試験走行を初めて実施。8月1日からは日中の試運転も始まっている。

東北縦貫線は、上野駅(東京都台東区)をターミナルとしている宇都宮・高崎・常磐線と、東京駅(千代田区)をターミナルとしている東海道線の線路を接続する線路。上野駅から秋葉原駅付近までは宇都宮・高崎・常磐線の引上線を改良し、その先は東北新幹線の直上に高架橋を建設。神田駅を過ぎたところで東海道線の引上線に入り東京駅に至る。

営業運転での使用開始は2014年度末の予定。同線の整備により宇都宮・高崎・常磐線の列車が東京駅に乗り入れるとともに、東海道線との直通運転を行う。直通列車の運行系統名は「上野東京ライン」になる。

8月4日の試運転は約15分間隔で東京~上野間を往復。普通列車で運用されているE233系電車と、旧国鉄時代に導入された185系特急型電車が使われていた。今後は常磐線の普通列車で運用されているE531系電車などの試運転も行われるとみられる。

《草町義和》

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