京浜急行電鉄(京急)と京急システムは8月1日から、訪日外国人向け無料Wi-Fiサービスの申込手続を自動で行うことができるID発行機「Wi-Fi Staff」を羽田空港国際線ターミナル駅の2階到着フロアに設置する。
「Wi-Fi Staff」は、利用者がパスポートをかざすことでIDとパスワードを自動で発行する機械。端末画面は英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語の4言語に対応している。利用規約を承認した後、パスポートをスキャンして発券ボタンを押すと、IDとパスワードを印刷した紙が出力される。端末は京急の発案で京急システムが開発したもので、現在特許出願中という。
京急は今年3月から、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「Wi2 300(ワンタイムプラン)」を活用した訪日客向け無料Wi-Fiサービスの提供を開始。京急の駅・車内のほか全国20万カ所以上のスポットで利用できる。IDとパスワードの発行は羽田空港国際線ターミナル駅の京急ツーリストインフォメーションセンター(京急TIC)で行っているが、今回のID発行機の導入で京急TICの営業時間外に到着した訪日客も利用できるようになる。