日本車輌、鉄道車両事業低迷で赤字転落…2014年4~6月期決算

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日本車両の2014年4~6月期連結決算は営業損益が1億2700万円の赤字に。写真の東京メトロ銀座線用電車などを製造したが、海外向けなどの減少で大幅な減収となった。
  • 日本車両の2014年4~6月期連結決算は営業損益が1億2700万円の赤字に。写真の東京メトロ銀座線用電車などを製造したが、海外向けなどの減少で大幅な減収となった。
  • 日本車両の2014年4~6月期連結決算は営業損益が1億2700万円の赤字に。写真の山梨リニア実験線L0系などを製造したが、海外向けなどの減少で大幅な減収となった。

日本車輌製造は7月24日、2014年4~6月期(第1四半期)連結決算で営業損益が1億2700万円の赤字に転落したと発表した。前年同期は4億5500万円の黒字だった。

売上高は前年同期比32.3%減の175億6200万円と大幅減収となった。

鉄道車両事業は、JR東海向け超電導リニア車両L0系、名古屋市交通局向け電車、東京メトロ銀座線電車などのほか、米国向け2階建て電車などの売上があったものの、海外向け車両などが減少したため、売上高は同44.5%減の大幅減収となった。

輸送用機器事業は、コンテナ貨車、ディーゼル機関車、LPGタンクローリなどが順調で売上高は微増だった。鉄構事業は、大型の架設工事が減少したため、大幅減収となった。

損益では、鉄道車両事業の低迷などから経常損益は1300万円の赤字、当期損益が2億3700万円の赤字だった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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