【ダイハツ コペン ローブ MT 試乗】登り坂のストレスを差し引いても気持ちいい…諸星陽一

試乗記 国産車
ダイハツ・コペン ローブ MT
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ダイハツの『コペン』が復活した。第二世代のコペンは現代の軽自動車らしい確かな品質を備えつつも、走ることの楽しさを教えてくれる1台だった。

ひさびさに登場した軽オープンにワクワクしつつ乗った。走り出しにまず感じたのは意外なほどにボディがしっかりしていることと、足まわりのセッティングが硬めなこと。コペンは「D-Frame(Dフレーム)」と呼ばれるモノコックのようなインナーボディでクルマの機能面を決め、プラスチックの外板でスタイルを決めている。サイズの制約はあるものの、ボディの性能にもデザインにも妥協なく作られているのだろう。

ワインディングを走るとステアリング操作に対するタイヤの反応のよさとキビキビしたクルマの動きに感心させられる。ペースを上げていくと、身をひるがえすように走らせられるのが気持ちいい。とくに今回は試乗コースに選んだのが道幅が狭いワインディングだったので、よりコペンの良さを感じることができたのだろう。

もちろん勾配が急な登り坂ではそれなりにストレスを感じることがあるが、それを差し引きしても気持ちいい走りができるところは大きな魅力だ。

MTのシフトフィールもいい。FRモデルのようなダイレクト感は求められないが、シフトレバーまわりの剛性感や各ギヤの正確さも十分なレベル。クラッチペダルについても適度な重さが与えられていて操作がしやすい。以前、操作感がないほど軽いクラッチを装着した軽自動車に乗ったことがあるが、コペンについてはそうしたこともきちんと考えたセッティングが行われていた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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