江ノ電、台湾との観光協定でラッピング電車・バス運転

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江ノ電は7月23日から台湾と神奈川の観光を表現したラッピング電車・バスを運転する。画像はラッピング電車のイメージ。
  • 江ノ電は7月23日から台湾と神奈川の観光を表現したラッピング電車・バスを運転する。画像はラッピング電車のイメージ。
  • 7月23日に締結する観光協定のシンボルマークはヘッドマークとして掲出する。

神奈川県の藤沢・鎌倉市を中心としたエリアで鉄道と路線バスを運営している小田急グループの江ノ島電鉄(江ノ電)は7月23日から、台湾と神奈川の観光をテーマにしたラッピング電車・バスの運転を始める。小田急電鉄が7月22日、発表した。

江ノ電は2013年4月23日、台湾鉄路管理局が運営する平渓線との観光連携協定を締結。同年5月1日から1年間の予定で1日フリー切符の相互利用を開始した。小田急によると相互の鉄道利用者は4327人を数え、両鉄道沿線の観光地に対する認知度も高まってきていることから、フリー切符の相互利用を本年度も継続することにした。

これに伴い、江ノ電と台湾観光局(台湾観光協会東京事務所)、神奈川県観光協会、中華航空(チャイナエアライン)日本支社の4者は7月23日、観光プロモーション協定を締結する予定。これを記念して江ノ電は鉄道車両1編成と羽田空港~大船・鎌倉・藤沢間を結ぶ路線バス1両に、観光プロモーションの強化を目的としたラッピングを施すことにした。

ラッピングは台湾と神奈川の観光を表現。江ノ電と平渓線の写真、台北市内の超高層ビル「台北101」と江の島の観光灯台「江の島シーキャンドル」、台湾の「弥勒大仏」と鎌倉「高徳院の大仏」など、観光に密接なテーマを対照的にラッピングする。中央には台湾と神奈川県の地形を描き、「両地域を虹と共に中華航空が結ぶことで、キャッチフレーズでもある『同じだけど違う。違うけど同じ。台湾と日本に会いに行こう』を表現」したという。協定用にデザインしたシンボルマークもヘッドマークとして掲出する。

《草町義和》

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