7月11日、メルセデスベンツは7年ぶりにフルモデルチェンジを行った新型『Cクラス』を発表し、同日から販売を開始した。新型となるCクラスのコンセプトは「アジリティ&インテリジェンス」。最新技術を投入し、高い走行性能と安全性、快適性、環境性能を高いレベルで実現したセダンだ。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、新型Cクラスに関して「Cクラスセダンはこの市場においてトップクラスの販売をしてきた。歴代のCクラスは4回のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、安全性、快適性、環境適合性、品質といったクルマの基本性能と運転する楽しさの両立を高く評価していただいている。新型は、進化という言葉では表現できないくらいの“変貌”を遂げ、比類なきスポーティセダンが誕生した」と述べた。
上野社長はラグジュアリーセグメントに関しては「ニーズの多様化により、マルチパーパス・ビークルやハッチバックが市場の7割を占めているが、ラグジュアリーカー市場では依然セダンが半数を占め、今後も重要な市場である」との認識を示し、消費税増税の影響に関しては「増税後の第2四半期は、心配はしていたが計画通りの進捗で推移している。5月末に発表したコンパクトSUV『GLA』が好調な出だしで、大きな手応えを感じている。後半の販売を加速するために様々なアイディアを講じている」と述べた。