宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、シグナス補給船が国際宇宙ステーション(ISS)への接近やISSからの離脱を支援する。
シグナス補給船(Orb-2)ミッションは、オービタル・サイエンシズのシグナス補給船運用2号機を、同社が開発したアンタレスロケットで打ち上げ、ISSに物資を補給するフライト。
シグナス補給船のISSへのランデブ・結合方法には、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式が採用されている。
ISSに接近したシグナス補給船は、日本の実験棟「きぼう」の船内実験室に搭載されている近傍通信システム(PROX)を介してISSとデータ通信を行う。JAXAは、Orb-2のISSへの接近やISSからの離脱時に、PROXの稼働状況を確認し、PROXの動作を確実に保つことによりOrb-2の運用を支援する。