橋りょう流失の中央本線、復旧は1か月以上か

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中央本線は7月9日の大雨で大規模な土石流が発生し、南木曽~十二兼間の橋桁が流出。復旧には1カ月以上かかる見込みだ。
  • 中央本線は7月9日の大雨で大規模な土石流が発生し、南木曽~十二兼間の橋桁が流出。復旧には1カ月以上かかる見込みだ。
  • 南木曽~十二兼間では土砂の流入や架線の断線も発生している。

JR東海は7月10日、橋りょうが流失した中央本線南木曽~十二兼間(長野県南木曽町)の被災状況を発表した。

同社によると7月9日、大雨により大規模な土石流が発生。これにより長さ約300m、流入量約1500立方mの土砂が流入して架線が断線したほか、橋桁が流出した。土石流が発生する前の同日16時44分から運転を見合わせたため、列車が巻き込まれるなどの被害はなかった。

この影響により、同区間を含む中津川(岐阜県中津川市)~上松(長野県上松町)間45.9kmは7月10日15時時点で運転の見合わせが続いており、特急『ワイドビューしなの』は26本全てが運休している。

現在も台風8号の接近で避難勧告が出ているため、被害の詳細な状況は不明。JR東海は「現時点で判明しているところでは、この区間の運転再開には少なくとも1か月以上はかかる見込み」としている。

《草町義和》

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