2014年6月19日、スペース Xは再使用型ロケット『Falcon 9 Reusable(F9R)』試験機の1000メートル試験飛行の映像を公開した。ロケットに取り付けられたカメラから、打ち上げと着陸の行程を見ることができる。
試験は、米テキサス州のスペース X社の施設で行われたもの。昨年行われた、「グラスホッパー」試験機に続き、グリッドフィンと呼ばれる羽を広げ、着陸時の姿勢を制御するための一連の試験だという。
グリッドフィンは試験中1分15秒ほど展開され、試験機は打ち上げ地点にほぼ正確に着陸している。着陸脚の取りつけ位置も調整し、着陸前にすぐに展開できるようにしたという。今後は、ニューメキシコ州の施設でさらに高高度で、実際の打ち上げを想定した試験を行う予定となっている。