【新聞ウォッチ】スズキの次期アルト、アウディの元デザイナー和田智氏を起用

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  • 和田智氏(資料画像)
  • 和田智氏によるデザインスケッチ
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年6月4日付

●JR東が豪華寝台列車,17年春から運行、観光利用客増狙う(読売・8面)

●株海外投資家戻る、1万5000円回復、日本市場「割安感」(読売・9面)

●日本の若者自信も希望もない? 7か国調査で最下位(朝日・4面)

●品川~田町間新駅正式発表(朝日・39面)

●「政治と積極的に連携」経団連榊原会長が就任(毎日・8面)

●ゴーン社長報酬10億円超? 日産、減益だけど(産経・2面)

●広がれEV異例の団結、自動車大手が充電設備会社、欧州先行のエンジン研究も (東京・7面)

●トヨタ、燃料電池車発売へ、世界初、12月にも(東京・7面)

●トヨタ中国販売2.7%増、5月伸び鈍化、マツダも横ばい(日経・12面)

●初の直営ショールーム、ダイハツ、鎌倉で「コペン」展示(日経・13面)

●日産、中国の営業益35%増、今期1450億円、低価格車で攻勢(日経・15面)

●新製品バトル、欧州コンパクトカー(日経・31面)

ひとくちコメント

スズキが年内にも全面改良する主力車種の軽自動車『アルト』次期モデルの外観デザインを著名な社外デザイナーが手掛けることがわかり、話題を呼んでいる。

アルトの次期モデルのデザインを担当するのは、日本人のカーデザイナーでは第一人者の和田智氏。産業専門紙の「日刊工業新聞」が報じており、記事によると「スズキはこれまで実用性に重きを置いてきたが、今後はデザイン性も追求。新イメージで商品競争力を底上げし拡販を狙う」としている。

和田氏は武蔵野美大を卒業後、1983年に日産自動車に入社。初代の「セフィーロ」や「プレセア」、さらに「セドリック」などのエクステリアデザインを担当。89年から91年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに社費留学後、98年には、アウディ社に移籍する。2009年に独立するまで、エキスパートシニアデザイナー兼クリエイティブマネージャーを務めた。

自動車業界では、日産のチーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏がいすゞ自動車出身というようにデザイナーが他社から転籍する”渡り鳥人生”の例は少なくない。だが、今回のスズキのように、実用性が重視される軽自動車で経験豊富な外部デザイナーを起用するケースは珍しい。

クルマ選びで消費者のニーズをつかむには、燃費競争ばかりではなく、デザイン力も重要な要素になってきたことは間違いない。

《福田俊之》

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