6月21日より発売が開始される、BMW『4シリーズ グランクーペ』。このクルマの投入で『3シリーズ』と『4シリーズ』を合計すると、6つのボディバリエーションとなる。
「4シリーズグランクーペの販売割合はあまり想定していない」と話すのは、ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)BMWマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメントプロダクト・マネジャーの御舘康成さん。
「それよりも、『3シリーズセダン』を中心に、『3シリーズグランツーリスモ』や、4シリーズグランクーペなど、BMW全体でユーザーの満足度を高め、多くのユーザーに購入してもらうことが重要だ」と述べる。
そして、「ユーザー自身の商品に対する要求が高まっていることを考えると、3シリーズセダンは素晴らしいクルマだが、もっと自分の生活にあてはまるクルマで満足を得たいという人たちに(4シリーズグランクーペを)購入してもらいたい」という。
また、同社広報室の黒須幹さんは、「輸入車市場は右肩上がりで台数が増えている。それだけユーザーが増えるということなので、ユーザーニーズも多岐に渡る」とし、御舘さんも、「総需要があまり変わらない中で、輸入車が増えるということは、ユーザー自身が自分に合った一台で、しっかり個性を出せるクルマを選びたいという気持ちがすごく高まっていると思う」とコメント。
さらに、「これまでは大きなクルマに価値を見出していた考えから、ダウンサイジングへの潮流もあるので、自分に合ったサイズを考えるというユーザーも増えているようだ」と現状を語った。