東京都交通局は5月16日、都営新宿線の全21駅でホームドアを整備する方針を発表した。2020年に開催される五輪・パラリンピックを見据え、19年度までの整備完了を目指す。
同線のホームドア整備については、これまで相互直通運転を行う京王電鉄と協議・検討を行ってきたが、このたび都営新宿線に乗り入れる京王電鉄の車両改修と、共同使用する新宿駅のホームドア整備について合意したという。
事業費は約140億円。新宿駅は京王、新宿三丁目~本八幡間の各駅は都交通局が整備する。
都営地下鉄には全部で106の駅があり、現時点でホームドアが設置されているのは三田線全27駅、大江戸線全38駅の計65駅で、全体での設置率は61%。新宿線の21駅に整備が完了すれば、設置率は81%までアップする。