日産自動車は5月12日、2014年3月期(通期)の連結決算を発表した。
中国合弁会社に持分法を適用した連結決算は、売上高10兆4825億円(前年同期比+20.0%)、営業利益4984億円(+13.6%)、経常利益5272億円(+4.5%)、当期純利益3890億円(+14.0%)だった。
12か月累計のグローバル販売台数は、518万8000台(+5.6%)となった。市場別内訳は、国内が71万9000台(+11.1%)、北米が164万8000台(+12.4%)、欧州が67万6000台(+2.4%)、アジアは162万9000台(+0.4%)、その他地域は51万6000台(-0.5%)だった。
『アルティマ』『ローグ』の好調により北米での売上が好調だったほか、国内販売も順調だった。台数増加、米ドルに対する円高修正による為替変動、購買コスト削減により営業利益は13.4%増となった。
2014年度のグローバル販売台数は、メキシコやブラジル市場における新工場の操業開始、『キャシュカイ』『ローグ』、ダットサン『GO』、インフィニティ『Q50』などの新型車投入を織り込み、565万台(+8.9%)を計画。今期の業績見通しについては、売上高10兆7900億円(+2.9%)、営業利益5350億円(+7.4%)、経常利益6200億円(+17.6%)、純利益4050億円(+4.1%)とした。