5月10日、ダイハツ工業は、新型オープンスポーツ車『コペン』の先行試乗会をTOYO TIRES ターンパイクで開催した。試乗会場には、90名を超えるコペンのファンが集まり、ターンパイクでの試乗や開発チームとの交流で、新型コペンの魅力を堪能した。二人乗りのオープンスポーツモデルであるコペンは2012年に生産を終了していたが、その新型モデルが6月に発表予定。新型コペンは、CVT車で25.2km/リットル、MT車で22.2km/リットルと、先代モデルと比べて燃費性能を向上させている。イベントには、17台の新型コペンが用意され、先代モデルのユーザーなど94名が参加。会場には、新型コペンのチーフエンジニアのほか、開発チームのスタッフも同席し、座談会や展示モデルを前に、ファンからの質問に応えていた。新型コペンの開発責任者、藤下修氏は「新型コペンの土台となる骨格構造、内外装着脱構造、新しい価値とカタチを少しでも早くお客様と共有したいとの思いで、発売前にこのイベントを開催しました」と参加者に向けて挨拶。新型コペンや発売前の車に試乗できるイベントついて、藤下氏は「少量生産なので、挑戦的な技術を用意して、チャレンジしていける車。ユーザーとのコミュニケーションも含めて、いろんなことを変えていけると考えている。6月にはその全容をお話しできると思う」と、新型コペンの導入で、ユーザーとのコミュニケーションも変えていきたいとの考えを示した。新型コペンは、直列3気筒DOHC DVVT(連続可変バルブタイミング機構)ターボエンジン「KF-VET」を用い、最高出力は47kW(64PS)/6400rpm、最大トルクは92Nm(9.4kgm)/3200rpmを発揮。これにミッションが7速スーパーアクティブシフト付きCVTあるいは5速MTが選択可能だ。またボディは、「Dフレーム(D-Frame)」と呼ばれる新骨格構造を採用。フロント/サイド/リア/フロアの車両全体を一体化し、その上でフロア下のトンネル部やクロスメンバーを追加することで、先代モデルに比べて曲げ剛性で3倍、ねじり剛性で1.5倍もの高いボディ剛性を実現しているという。さらに注目なのは、外板の着脱(着せ替え)構造だ。「DRESSFORMATION(ドレスフォーメーション)」と名付けられたこの新発想は、ドアとルーフ以外の外板をすべてボルト締め付けによる交換が可能で、その範囲はフロントフード、ラゲッジ、フロント/リアバンパー、前後左右フェンダー、左右ロッカーパネル、フューエルリッドの11部品にも及んでいる。今回の試乗会ではまだ発売前とあって迷彩用のカッティングシートが貼られており、着せ替えを目にすることはできなかったが、オーナーの個性を反映できる格好の材料と言える。
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