ボーイングは、量産型AH-6i攻撃・偵察用軽ヘリコプターの初飛行を実施したと発表した。
初飛行は、アリゾナ州メサのボーイング垂直離陸機用施設で行われたもので、AH-6iの持つ近接航空支援や攻撃性能の実証を継続しながら、量産に向けた大きな一歩となった。
初飛行はボーイングのテスト・パイロットによって20分弱行われ、低高度で、前後左右方向への飛行を低速度で実施した。
今後、数カ月間にわたって飛行性能範囲の拡大テストを実施していく予定。
AH-6iは、既にその性能が実証されているOH-6Aカイユースをベースとした単発タービン・ヘリコプターで、米陸軍特殊作戦部隊が運用しているAH-6Mの派生型。また、同クラスでは最高の性能を持つAH-64Eアパッチの最新テクノロジーも採用しており、地上軍を支援する近接航空支援や、戦車や装甲車、バンカーも破壊する攻撃型ヘリコプターとしての機能を果たす。