【光岡 ファイナル オロチ 発表】光岡でしか出せない不良っぽさや恐さを表現

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光岡・ファイナル オロチ
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光岡自動車は、2001年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出展し、その後市販化した『オロチ』の生産を9月で終了する。その最終生産仕様として5台限定の『ファイナルオロチ』を発売した。

生産を終了する理由について、ミツオカ事業部開発部課長の青木孝憲さんは、「電子デバイスである横滑り防止装置が9月から義務化になる。電子デバイスになると我々はコンピューターの管轄になるので実現が難しい。また、トヨタの3Zエンジンが生産を終了しているので、部品の供給が出来ないという物理的なこの2点が要因だ」と話す。

そして、デザイン面においても、「時代に合った素晴らしいデザインのスーパーカーがたくさん出ているので、オロチでこの先戦っていくのは少し辛い」という。

青木さんは、「我々はこの先やりたいことがたくさんあるが、(会社の)体力に合わせた商品投入しか出来ないので、オロチはこのあたりで一端終了し、新しい光岡をオロチとは別の形で表したい」と述べる。

ファイナルオロチは、初期のコンセプトを改めて表現した。具体的には、「ボディカラーの紫だ。オロチ以来軽自動車やファミリーカーでも増えていった、その紫でダーティなイメージを出したい」と説明。さらに、「オリジナルのシェイプを味わってもらいたいので、フロントリップとスポイラー。そしてタイヤ、エンブレム、内装の変更にとどめた」と青木さん。

「初期のスケッチにもあった、紫のダーティなイメージ。ナショナルブランドのスーパーカーでは難しい、光岡でしか出せない不良っぽさや恐さみたいなものを表現したのがファイナルオロチだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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