富士急、新フジサン特急の車体キャラ決める「選挙」実施

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「フジサン特急キャラ選挙」は5月18日まで実施。『フジサン特急』の新しい車両に描く富士山キャラを一般投票で決める。
  • 「フジサン特急キャラ選挙」は5月18日まで実施。『フジサン特急』の新しい車両に描く富士山キャラを一般投票で決める。
  • 小田急線で運転されていた特急ロマンスカー20000形「RSE」。このほど富士急に譲渡され、今夏から『フジサン特急』の新しい車両として再スタートを切る。
  • 富士急行線で運転されている2000形の『フジサン特急』。車体全面に富士山を模したキャラクターが描かれている。2編成のうち1編成が今年に入って引退した。

富士急行は4月25日、「フジサン特急キャラ選挙」を開催すると発表した。『フジサン特急』の新しい車両に描く富士山のキャラクターを、一般投票の「選挙」で決める。

『フジサン特急』は、富士急が運営する大月(山梨県大月市)~富士山(富士吉田市)~河口湖(河口湖町)間26.6kmの大月線・河口湖線(富士急行線)で運転されている特急列車。車両はJR東日本から譲り受けた展望室付きの165系改造車6両(3両2本)を2002年の運転開始時から使用してきた。

165系改造車をJR東日本から譲り受けた際、富士急は形式を2000形に変更。同時に外観デザインも大幅に変更し、富士山を模したキャラクター(フジサンキャラ)を合計101山、2編成の車体全面に描いた。今年に入って2編成のうち1編成が老朽化に伴い引退しており、その代替として小田急電鉄から譲り受けた特急ロマンスカー20000形「RSE」が、『フジサン特急』の新しい車両として今夏から導入される予定だ。

富士急は「RSE」の車体にもフジサンキャラを描く方針。現在の2000形に描かれているフジサンキャラ101山と、新たにデザインしたフジサンキャラ50山の合計151山を「フジサン特急キャラ選挙」に立候補させ、得票数上位の約50山を「RSE」の車体に描く。また、オリジナルフジサンキャラの一般公募も同時に行い、採用された場合は一般投票で選ばれたフジサンキャラと同様、「RSE」の車体に描かれる。

投票期間は4月25日から5月18日まで。投票方法は「Web投票」と「リアル投票」を提供する。「Web投票」は富士山エリア情報ウェブサイト「フジヤマNAVI」内の特設サイトで投票するもので、クリックで投票する「通常投票」と、スマートフォンのスクロールを利用した「富士登山ゲーム」を通じて投票する「登山投票」の2種類が用意されている。「通常投票」は1日10票まで投票でき、「登山投票」は登った高さに応じて最大3776票まで投票できる。

「リアル投票」は『フジサン特急』車内と停車各駅、下吉田駅に設置された投票箱に、既定の投票用紙で投票してもらうもの。「リアル投票」の1票は「Web投票」の「通常投票」3776票分に相当する。なお、オリジナルフジサンキャラの応募は「リアル投票」の投票箱、郵便はがき、電子メールで受け付ける。応募方法の詳細は「フジヤマNAVI」で案内している。

投票結果は7月以降、「フジヤマNAVI」で発表される予定だ。

《草町義和》

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