JR東日本水戸支社はこのほど、常磐線石岡駅(茨城県石岡市)の橋上化と自由通路新設の本体工事に着手したと発表した。
現在の石岡駅は西側に駅舎が設けられているが、橋上化に伴い常磐線ホームの上方空間に東西自由通路と一体化した橋上駅舎が整備される。
新しい駅施設は鉄骨造り2階建てで、総床面積が約2668平方m。「市民や来訪者の方々の『和み』」「自然と環境の『和』を大切にする」「これまで引き継がれてきた歴史との『調和』」をコンセプトとし、「和・モダンなデザイン」を目指したという。
鉄道施設(約1385平方m)はコンコースやトイレ、改札室などのほか、バリアフリー設備としてエレベーター2基とエスカレーター2基、多機能トイレを設置。都市施設(約1283平方m)は自由通路とトイレ、観光案内所などが設置され、他にエレベーター2基とエスカレーター6基、多機能トイレが設けられる。
2013年12月から支障施設の移転工事が始まっており、このほど本体工事に着手した。今後は2015年夏頃に橋上駅舎と自由通路の使用を開始し、2016年3月の工事完了を予定している。