日産自動車の西川廣人CCO(チーフ・コンペティティブ・オフィサー)兼副社長は4月18日に横浜市の本社で記者会見し、提携している三菱自動車工業と「軽自動車ベースの電気自動車(EV)の開発に取り組み始めた」と述べた。
日産と三菱は軽自動車の共同開発会社を設立し、2013年度にはそれぞれのブランドで2モデルを発売、両社の国内営業の拡張につなげている。引き続きガソリン車の開発を進めるとともに、EVの展開も図ることにした。
西川CCOは「日産も三菱もEVをもっており、蓄積がある」とし、両社のノウハウを持ち寄ることで競争力のある軽EVの開発ができるとの考えを示した。投入時期などは明らかにしなかったものの「もう少しすれば具体的なご案内ができる。われわれとしては、できるだけ早く商品化したい」と話し、早期の市場投入に意欲を示した。