米国の自動車大手、フォードモーターは4月20日、中国で開幕する北京モーターショー14において、『エスコート』の市販モデルを初公開する。
同社は2013年4月、上海モーターショー13に、『エスコートコンセプト』を出品。近い将来、中国市場に投入する小型4ドアセダンを示唆したコンセプトカーだった。その市販版が、北京モーターショー14で、デビューを果たす。
もともと、エスコートは1967-2002年まで、欧州フォードが生産していたコンパクトカー。エスコートの名前は、後継車の『フォーカス』登場で消滅していたが、中国で12年ぶりに復活することになる。
なお、現時点では、市販版のエスコートの内容は公表されていない。コンセプトカーの場合、全体のフォルムは、フォードブランドの中型セダン、『モンデオ』や『フュージョン』をコンパクトにしたような雰囲気。フロントマスクには、フォードブランドの最新デザイン言語が反映されていた。
また、小型セダンでありながら、中国の顧客のニーズを満足させる広い室内空間も追求。小型セダンは中国で最も人気の高いカテゴリーのひとつ。フォードモーターは新型エスコートの投入で、現地でのシェア拡大を目指す。