3月のポルシェ世界販売 6.1%増…中国は14.2%増と回復

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ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは4月8日、3月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万5377台。前年同月比は6.1%増と、引き続きプラスを保つ。

市場別実績は、回復傾向を示していた欧州が後退。欧州では3月、5255台を販売。前年同月比は0.2%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。このうち、地元ドイツは1944台にとどまり、前年同月比は10%減と2桁の落ち込み。7か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

また、米国は前年同月比9.2%増の3808台と、2か月連続で増加。単一国としては、2か月連続で中国を上回り、最量販市場となった。その中国の3月実績は、3463台。前年同月比は14.2%増と、2か月ぶりに増加する。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東でも、11.9%増の5710台とプラスに転じた。

1-3月実績を車種別で見ると、『パナメーラ』が前年同期比17%増の約6600台と好調。米国では、『911』、『ボクスター』、『ケイマン』、『カイエン』、『パナメーラ』が、合計で1万台以上を販売し、前年同期比は5%増。

ポルシェの2014年第1四半期(1-3月)世界新車販売は、前年同期比4.5%増の3万8663台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「第1四半期、全ての市場で前年実績を上回った。これはポルシェブランドの優れたアピール力と、商品が顧客を魅了している証」と語っている。

《森脇稔》

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