中米パナマの首都パナマ市に4月5日、同国初の地下鉄(メトロ)が開業した。市を南北に貫く13.7kmの路線で、開業翌日の6日始発から一般客に開放された。
同メトロの公式サイトによると、今回開業した「1号線」の第1期区間には全12駅が設けられており、うち7駅が地下、5駅が高架。今後、北へ1駅分の延伸と、中間駅1駅を新設する予定となっている。
鉄道業界誌インターナショナル・レールウェイ・ジャーナルによると、同メトロは2010年11月に建設が始まり、建設費用は約10億8800万米ドル(約1120億円)。車両はフランス・アルストム製の電車「メトロポリス」3両編成19本を導入、列車制御システムも同社製のCBTC(無線による列車制御システム)「Urbalis」を採用し、最短1分30秒間隔での運転が可能という。
現時点では1時間あたり約1万5000人の利用を見込んでいる。