JR東日本、英国高速鉄道会社とコンサルティング契約

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JR東日本は4月3日、同社グループの日本コンサルタンツが英国の高速鉄道計画「High Speed Two(HS2)」の推進主体であるHS2社とコンサルティング契約を締結し、広範囲のコンサルティングを実施していると発表した。

HS2は英国運輸省が2009年1月に発表した、全長約530kmに及ぶ高速鉄道の建設計画。ロンドン~バーミンガム間の約220kmを結ぶ第1期区間と、バーミンガム~マンチェスター・リーズ間を結ぶ第2期区間に分かれており、マンチェスター・リーズ以北は在来線に乗り入れて直通運転を行う。最高速度は設計400km/h、営業360km/hで、第1期開業時は毎時14本、第2期開業時は毎時18本を運転。編成の長さは400mとしている。

建設費は予備費の144億ポンド(2兆4500億円)を含む426億ポンド(7兆2400億円)。第1期区間は2017年に着工して2026年の開業を、第2期区間は2030年頃の開業を、それぞれ予定している。HS2社はこの計画の推進主体として英国運輸省が設立した。

コンサルティングの契約期間は1月31日から5月31日までで、トンネル微気圧波やパンタグラフ騒音の対策、バラスト・スラブ軌道の比較、設備の管理などについて、レポートによる報告やワークショップによる意見交換を行う。JR東日本グループが欧州との直接コンサルティング契約を結んだのは、これが初めてという。

また、JR東日本は4月15日にロンドン事務所を開設する予定。英国を中心に欧州の鉄道プロジェクト案件などに関する情報収集や市場調査、広報活動欧州における資材取引先の開拓などを行う。
《草町義和》

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