相鉄、5年ぶりストライキ突入…7時頃運行開始

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5時50分頃の相鉄横浜駅。シャッターで覆われ、「スト決行」の張り紙が貼られていた。この40分後にストが解除され、7時頃から運行を開始している。
  • 5時50分頃の相鉄横浜駅。シャッターで覆われ、「スト決行」の張り紙が貼られていた。この40分後にストが解除され、7時頃から運行を開始している。
  • 5時50分頃の相鉄横浜駅。改札口に通じる通路は「立入禁止」のテープで閉鎖されていた。
  • 駅のシャッターには代替交通の案内が貼られていた。
  • 相鉄線のほか相鉄バスもストライキに突入したが、綾瀬・横浜営業所の担当路線は初発から通常通りの運行だった。

相模鉄道(相鉄)と相鉄バスの労働組合・相模鉄道労働組合(相鉄労組)は3月20日の初発からストライキに突入したが、7時頃から順次運行を開始している。

相鉄労組は賃金や手当の増額を求め、3月20日の24時間ストを計画。3者の交渉は難航し、同日初発からストに突入した。当初は相鉄全線が終日運休し、相鉄バスも旭営業所の路線が終日運休する計画だったが、6時30分頃に解除。朝のラッシュが本格化する7時頃から運行を開始した。

相鉄線はここ10年で、列車の運休を伴うストが2004年3月28日と2009年6月26日の2回、発生している。前回の2009年は分社化に伴う社員の転籍をめぐって労使が対立。6月26日の初発からストに突入したが6時20分頃に解除され、7時頃から全線の運行を開始した。相鉄を除く大手私鉄では1992年3月27日以降、列車の運休を伴うストは発生していない。

《草町義和》

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