ひき逃げ容疑者、事故前に大量の睡眠薬服用と判断

自動車 社会 社会

2月下旬、愛知県半田市内で62歳の女性がひき逃げされ、その後に遺体が道路に隣接する池から発見された事件について、愛知県警は16日、女性をワゴン車ではねて死亡させたとして、死体遺棄容疑で逮捕されていた57歳の男を危険運転致死容疑で再逮捕した。

愛知県警・半田署によると、問題の事故は2014年2月24日の午前5時10分ごろ発生した。半田市南大矢知町3丁目付近の市道を走行していたワゴン車が路外に逸脱。犬の散歩をしていた62歳の女性をはねて死亡させた疑いがもたれている。

女性の遺体は事故から約2時間後に現場に隣接した池から発見されたが、事故時の受傷で両足切断状態となっており、服を脱がされていたことから、警察は「ひき逃げ容疑者が事故後に遺棄した」と判断。同市内に在住する57歳の男を死体遺棄容疑で逮捕していた。

後の調べで、男が事故の前夜から大量の睡眠薬を服用していたことが判明。薬物影響によって正常に運転できない状態だった可能性が高くなった。このため、警察は16日に男を件運転致死容疑で再逮捕している。

男は医師から不眠症と診断され、睡眠薬も処方されていたが、前夜に服用していたのは知人から譲り受けたものだったとみられる。昨年4月にも大量服用を原因とした物損事故を起こしており、警察では今回の事故との関連も調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース