フォルクスワーゲン『シロッコ』と『ゴルフカブリオレ』の日本での販売が、2014年3月をもって終了することがわかった。日本法人であるフォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)が14日に発表した、4月以降の価格改定リストから明らかになった。
VGJは14日、4月1日の消費増税適用にともなう新価格を発表。14車種36グレードで新価格が適用になる。公開されたリストには現在販売されているシロッコとゴルフカブリオレの名はなく、「2014年3月中に販売終了見込みのため、新価格は適用されない」とした。
2ドアスポーツクーペのシロッコは、2009年5月より日本での販売を開始した。ハッチバック車『ゴルフ』をベースに、屋根を低くスポーティなデザインとし、従来のラインナップにない高級感を打ち出した意欲的なモデル。翌年の2010年には256psを発揮する最上級グレードの『シロッコR』も発売している。
ゴルフカブリオレは、先代モデルである6代目ゴルフをベースに、ソフトトップをもった4シーターオープンカーとして2011年に日本での販売を開始。「オープンモデル初のエコカー」と謳い、4代目ゴルフ以来、9年振りの復活となったモデルだった。
シロッコは3月14日現在、1.4リットルターボエンジンを搭載する「シロッコ Rライン・ディナミッシュ」(405万円)と、2リットルターボエンジンの「シロッコR」(523万円)を販売。ゴルフカブリオレは1.4リットルターボエンジン搭載の「ゴルフカブリオレ」(429万円)の1グレードのみをラインナップしている。