【ケータハム セブン160 発表】軽四登録でも加速性能はトヨタ 86並み、価格365万円

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ケータハム・セブン160
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  • ケータハム・セブン160と、ケータハムF1チームドライバーの小林可夢偉選手

ケータハムカーズは、4月1日より『セブン160』を日本でも発売を開始すると発表した。価格は365万円(消費税除き)。

ケータハムカーズの現状について、ケータハムUKチーフコマーシャルオフィサーのデイビッド・リドリー氏は、「現在、ケータハムを真のグローバルブランドにするために、市販車のレンジをより大きく広げようとしており、最新のフラッグシップとなるスポーツカーを開発中だ。また、SUVやシティカーも未来に向けて開発、努力を続けている」という。そのうえで、「我々のルーツである、伝説的な、そして、象徴的な“セブン”に関する開発は、まだまだこれからも継続をしていく」と述べる。

ケータハムカーズは昨年、485と620Rを発表した。「620Rは、筋金入りのスポーツドライビングエンスージァストの方々に向けて作ったクルマだ。しかし、多くのドライバーが、もっとユーザーフレンドリーで、日常の生活に使えるものが欲しいという声があることも我々は忘れてはいない」とし、そこに当てはまるのがセブン160だとする。

リドリー氏は、「このセブン160はダウンサイジングという考え方をさらに突き詰めたもので、最も効率がよく、最も環境にやさしいセブンだ」と話す。エンジンは、スズキが製造する660ccのエンジンを搭載しているからだ。

また、「セブンに小さなエンジンを搭載し、ドライブアクスルをリアに装着することによって、サスペンション、そして、ドライブトレインなどを大きく変更することになり、その結果、セブンが有名になった、古典的なハンドリングを改めて再現することが出来た」とリドリー氏はセブンとして重要なポイントをセブン160が供えていることを強調する。

そしてもうひとつ、日本では重要なこととして、「セブンが初めて軽自動車のカテゴリーに収まるようになったということだ」と語った。

セブン160のボディサイズは全長3100mm × 全幅1470mm × 全高1090mm。エンジンはターボ過給される「K6A」で、最高出力58.8kW(80PS)/5500rpm、最大トルク107Nm(10.9kgm)/3400rpmのパワーを発揮。最高速は160km/hにとどまるが、0-100km加速は6.9秒と、トヨタ『86』(同6.8秒)並みの加速性能を持つ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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