小田急電鉄はこのほど、文化学園大学の学生が企画した外国人向けモデルツアー「Slow Life Tourism」を、同社のウェブサイトで公開した。両者が行っている産学連携プロジェクトの一環。
文化学園大学の現代文化学部国際文化・観光学科3年生14人が五つのグループに分かれ、2013年6月から小田急沿線を回るモデルツアーの企画検討を開始。「国際観光学を専攻する学生ならではの視点や発想を活かした企画調整や実地調査などにより、楽しみながら沿線の魅力に触れることができるモデルツアーを考案」したという。
同年10月には、小田急電鉄に対して最終プレゼンテーションを実施し、五つの企画のなかから下北沢(東京都世田谷区)と江の島(神奈川県藤沢市)をめぐる「Slow Life Tourism」が最優秀として選ばれた。
小田急ウェブサイトで公開された「Slow Life Tourism」では、実際にモデルツアーを企画した学生がナビゲーターとして登場し、1泊2日の日程で下北沢と江の島を回るプランを紹介。1日目は下北沢駅周辺の和風喫茶店や古着屋などを回り、2日目は新宿から小田急ロマンスカーに乗って江の島へ。夕暮れ時の片瀬海岸で海と富士山を眺めるプランとなっている。日本語版のほか英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語版も公開している。