イタリアの自動車大手、フィアット傘下のランチアは3月4日(日本時間3月4日夕方)、スイスで開幕するジュネーブモーターショー14において、『イプシロン』の新たな特別仕様車を初公開する。
初代イプシロンは、『Y』のネーミングで1994年に登場。小型車でありながら、約100色もの内外装色を自由に組み合わせられる点が人気を呼び、欧州で大ヒットした。
2002年、2代目イプシロンがデビュー。初代と同様に「小さな高級車」というコンセプトを掲げて、人気を集める。ボディサイズは全長3780×全幅 1720×全高1530mmとコンパクト。
2011年春、ジュネーブモーターショーで発表されたのが、現行の3代目イプシロン。従来の3ドアハッチバックボディから実用的な5ドアハッチバックに変更。ボディサイズは全長3840×全幅1670×全高1510mmと、全長は60mm伸びたが、全幅は50mmコンパクトになった。日本市場には、クライスラーブランド車として導入されている。
ジュネーブモーターショー14で初公開される特別仕様車は、「エレファンティーノ」と「ELLE」の2台。過去に、イプシロンに設定されたことのある特別モデルが、再び登場する。エレファンティーノは、ボディカラーがグレー2色、ブルー1色の新色3色を設定。それぞれに、ライム、ウォーターメロン、ココナッツのアクセントが添えられた。
もう1台の『ELLE』は、女性アパレルブランド、そしてファッション誌として有名。『ELLE』とのコラボレーションにより、『ELLE』のイメージをイプシロンに反映させた。ジュネーブモーターショー14にはショーカーとして出品され、今夏市販される予定。