欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは2月20日、新型『オクタビアG-TEC』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14で初公開される。
オクタビアは、シュコダの主力Cセグメントセダン。初代モデルは1996年に発表され、フォルクスワーゲン『ゴルフ』やアウディ『A3』と車台を共用していた。2004年には、現行の2代目にモデルチェンジ。引き続き、ゴルフやA3の車台をベースにしている。
2012年12月に発表された新型は、3世代目。フォルクスワーゲングループが新開発した新型モジュラープラットホームの「MQB」を、新型ゴルフや新型アウディA3に続いて採用したのが特徴だ。
ジュネーブモーターショー14で初公開される新型オクタビアG-TECは、新型オクタビアをベースにしたCNG(圧縮天然ガス)車。パワートレインは、同じくフォルクスワーゲングループのアウディが発表したばかりの『A3スポーツバック g-トロン』に準じる。
システムは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが基本。CNGに対応した専用チューニングが施される。最大出力は110psを発生。トランク床下には、2個のCNGタンクを配置した。CNGタンクが空になれば、自動的にガソリン燃料での走行に切り替え。シュコダは、「CNGとガソリンを合わせて、最大で1330kmを走行可能」と説明している。