になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年2月18日付
●TPP交渉正念場、きょうから日米協議(読売・9面)
●雪の混乱列島停滞、続く孤立・青果品薄・工場停止(朝日・1面)
●日産、ホンダ、三菱、ベア方針、自動車業界、中小への波及焦点(朝日・3面)
●GDP、意外な減速、10~12月期年率1.0%増(朝日・6面)
●高速道通行止め「大動脈」判断難しく(毎日・3面)
●車立ち往生丸3日軽井沢、一時600台、「どうしようもない」(産経・3面)
●記録的大雪トヨタ4工場停止、ホンダ・スズキ・ダイハツも (産経・18面)
●車の「頭脳」処理能力5倍、ルネサス、最先端半導体を量産,自動運転を制御 (日経・11面)
●東レ、炭素・繊維重点、中期計画(日経・11面)
●日産、中小に技術供与、2社からライセンス料(日経・13面)
ひとくちコメント
昨日も触れたように、関東甲信と東北などに降った記録的な大雪の影響が企業の生産活動にも広がっているという。きょうの各紙が「雪の混乱列島停滞」(朝日)と大きく取り上げている。
このうち、日経は1面準トップで「トヨタ自動車は部品の調達が滞ったため、17日に愛知県の4工場で操業を停止。ホンダや日立製作所なども生産を止めた」と伝えた。
ホンダは埼玉県の2工場、富士重工業も群馬製作所本工場を休止するほか、スズキは静岡県内の主力工場など3工場、ダイハツも京都と滋賀の工場を停止している。「生産停止の影響は数日に及ぶ可能性がある」(日経)としている。
一方、内閣府は国の経済規模を示す国内総生産(GDP)の2013年10~12月期の1次速報値を発表したが、実質GDPは7~9月期よりも0・3%増加。「4四半期連続のプラス成長だった。
しかし、エコノミストなどの予想では年率で約3%の成長が見込まれていた。駆け込み需要けん引」(産経)との指摘もある半面、「けん引不在 景気暗雲」(東京)との見方のほうが強いようだ。