富士通テンは2月17日、スマートフォンの専用アプリケーション(対話型エージェントアプリ)を使い、センターサーバーにつないで検索する英語版「対話型音声認識カーナビ」の試作機を開発したと発表した。
英語版「対話型音声認識カーナビ」では、普段使いの自然な言葉で話しかけると検索結果を音声で返し、そのまま目的地に設定することができる。会話の中で条件を加えると文脈を理解して検索し直すなど、音声だけで対話しながら知りたい情報を絞り込んでいくため、画面表示を確認するための視線移動を減らすことができ、安全運転に寄与する。
試作機は、2月24日から27日にスペイン・バルセロナで開催される世界最大級の携帯電話関連展示会「Mobile World Congress 2014」の富士通ブースに参考出展される。
対話型音声認識カーナビは、日本国内向けとしては、すでにイクリプスブランドとして発売。富士通テンは、今回の出展でグローバルな顧客ニーズのキャッチアップに努め、需要動向等を見ながら、世界での商品化に向けた検討、開発を進めていく。