フランスの自動車大手、ルノーは2月14日、新型『トゥインゴ』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14でワールドプレミアされる。
初代トゥインゴは1992年に誕生。欧州Aセグメントに属し、ルノーブランドの入門車の役割を担うコンパクトカーとして登場した。2007年春のジュネーブモーターショー07では、2世代目にモデルチェンジ。2011年秋には、大幅改良を実施。フロントマスクを中心に、イメージを一新している。
ジュネーブモーターショー14で初公開される新型は、3世代目。そのハイライトは、駆動方式。従来のFFをやめ、RR(リアエンジン・リアドライブ)方式を採用したことにある。
これは、ルノーとダイムラーの提携と関係が深い。新型トゥインゴの車台は、メルセデスベンツ傘下のスマートブランドの次期『フォーツー』と共用される。フォーツーは駆動方式がRRなので、新型トゥインゴもRRレイアウトに変更された。
新型トゥインゴのデザインには、2013年春に初公開したコンセプトカー、『トゥインジー』(TWIN‘Z)と『トゥイン ラン』(Twin’Run)のイメージが、色濃く反映された。ボディタイプは、通常モデルと大きなルーフ開口部を持つキャンバストップの2種類が用意される。
ルノーによると、新型はRR方式の採用により、最小回転半径を小さくすることが可能に。ルノーは新型トゥインゴについて、「リアに置かれたエンジンは、優れたハンドリングと広い室内空間を実現するため」と説明している。