チャイルドシートのベルトが首に引っかかり、1歳男児が死亡

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9日午後5時50分ごろ、愛知県常滑市内で駐車中の乗用車内に単独でいた1歳の男児が死亡する事故が起きた。男児はチャイルドシートに着座しており、外されていたシートベルトが首に引っかかった可能性が高いとみられる。

愛知県警・常滑署によると、現場は常滑市長峰四ノ切付近にある雑貨店の駐車場。買い物をしていた29歳の女性がクルマに戻ったところ、チャイルドシートに着座した状態で意識を失っている1歳の男児を発見。消防に通報した。

男児は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、意識を回復することなく、翌10日午前に死亡した。発見当時、男児の首にはシートベルトが引っかかっており、これによって首が圧迫され、窒息したことが死因とみられている。

死亡した男児は両親のクルマで午後4時30分ごろに現場の雑貨店へ到着。到着時に男児は寝ていたことから、母親はチャイルドシートのベルトを外し、毛布を掛けた状態でクルマを離れていた。男児の様子を数回眺めていたが異常は無かった。最後に戻ってきたときには男児はチャイルドシートからずり落ち、下半身を拘束するベルトが首に掛かっていたという。

警察では車内放置が事故につながったものとみて、両親からも事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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