米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは2月5日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー14において、『アストラ CDTI』を初公開すると発表した。
アストラ CDTIは、オペルの主力車『アストラ』に、最新のクリーンディーゼルを積んだモデル。MPVの『ザフィーラ』に続いて、オペルの次世代ディーゼルエンジンが搭載された。
注目の新ディーゼルエンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ターボ。従来の1.7リットルに代わるユニットで、出力特性は高出力版と標準版の2種類が用意される。
高出力版は、最大出力136ps、最大トルク32.6kgmを発生。欧州複合モード燃費は25.64km/リットルと、優れた燃費性能を発揮する。
標準版は、最大出力110psを引き出す。欧州複合モード燃費は27km/リットル、CO2排出量は97g/kmと、環境性能はクラストップレベルだ。
この新ディーゼルは、アストラのハッチバック、セダン、ワゴンの3ボディに搭載。オペルは「オペル史上、最もクリーンなディーゼル」と説明している。