商船三井、不定期専用船事業の損益改善で黒字化…2013年4-12月期決算

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商船三井が発表した2013年4-12月期(第3四半期)連結決算は、経常利益が369億円の黒字転換した。前年同期は157億円の赤字だった。

売上高は前年同期比13.9%増の1兆2753億円と大幅増収となった。ドライバルク船は、鉄鋼原材料、木材チップ船、電力炭船などの長期契約による安定収益などの効果で増収増益となった。

自動車船部門は日本出し完成車輸送は、日系自動車メーカーの海外生産シフトの影響で低調に推移したものの、三国間輸送サービス強化に取り組んだことや、コスト削減活動の効果で増収増益となった。

コンテナ船事業は、主要全航路で運賃水準が下落したことなどから業績は低調だった。フェリー・内航事業はフェリーの旅客、貨物輸送量が増加したことなどから増収増益となった。

営業利益は不定期専用船事業が黒字転換したことから296億円の黒字に転換した。当期純利益は295億円だった。

通期業績見通しは売上高は1兆7000億円と据え置いたが、営業利益は、コンテナ船事業の運賃水準が低迷しているため、前回予想より70億円マイナスの430億円、経常利益が50億円マイナスの550億円に下方修正した。

当期純利益は関係会社の株式売却益を計上するため、前回予想から70億円プラスの570億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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