富山地鉄、水戸岡デザイン「レトロ電車」を導入

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富山地鉄が導入する「レトロ電車」のイメージ。7000形7022号をリニューアルする。
  • 富山地鉄が導入する「レトロ電車」のイメージ。7000形7022号をリニューアルする。
  • デザインはJR九州『ななつ星in九州』などのデザインを行った水戸岡鋭治さん。木材を多用した車内設備が特徴だ。

富山地方鉄道(富山地鉄)は1月23日、同社が運営している富山市内の路面電車(富山市内軌道線)に「レトロ電車」を導入すると発表した。富山市内軌道線の開業100周年(2013年)を記念するとともに、北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年春)に向け路面電車の観光資源化を目指す。1月27日から運行を開始する。

「レトロ電車」は、「昔の路面電車の面影を残す外観」「木材を使用した安らぎや温かみのある室内空間」をコンセプトとした観光車両。デザインは水戸岡鋭治さんが担当し、既存の7000形電車1両(7022号)をリニューアルした。

初日の1月27日は、11時から南富山駅前で発車式を実施。発車式終了後、出席者向けの試乗会を南富山駅前~富山駅前~南富山駅前間で実施し、南富山駅前12時18分発から通常運行に入る。

当面の運行本数は平日12本・休日24本。平日は南富山10時28分発から南富山15時56分着まで、休日は南富山9時48分発から南富山20時45分着まで、南富山~富山駅前間または南富山~大学前間で運行する。

《草町義和》

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